Hisakazu Hirabayashi * Official Blog同意の国と反論の国

同意の国と反論の国

  • Day:2009.12.20 00:00
  • Cat:世界
昨日エントリーした「~人」ネタ。
まーた、理屈っぽいことを書いてしまったな、と思っていたら、意外なことに良いリアクションをいただけた。

気をよくして、フランスと日本の比較編。
東京のカフェとパリのカフェ。

カフェでなくても、レストランでもいいのだが、人が集まって会話をする場所にいると、聞こえてくる返事が正反対だ。最近の流行語でいうと真逆。

東京。
誰かが何かを言いました。
「そう、そう、そう」の返事が聞こえてくる。
東京は同意する街だ。

パリ。
誰かが何かを言いました。
「ノン、ノン、ノン」の返事が聞こえてくる。
パリは反論する街だ。

私は昨日と同一人物のフランス人! に尋ねたことがあった。
「ねえ、パリのカフェにいるとみんな『ノン、ノン、ノン』と言っている気がするんだけど、どうして?」

彼いわく、これも「すべての家庭がそうしているかどうかはわからないが」の前置きつきで、「親からは相手が言ったことには『ノン』と言うように」という教育を受けたのだという。

真実はひとつではない。
物事に100%、あるいは0%はない。
だから、「ノン」と言ってみて、議論をしていくうちに、より確からしい何かの発見に近づいていく。「議論をしながら、考える習慣を身につけなさい」と親から教わったというのだ。

日本は、いわゆる聖徳太子の17条憲法。
最初に得た明文化された法律の第一条が「和をもって尊しとなす」であった国だ。
「和をもって尊しとなす」、さらに原文ではその後に「忤(さか)ふること無きを宗(むね)とせよ」と続く。

和を重んじる。
和が好きだ。
和を乱すな、と叱られる。
私の名前は久和で、和宏さんや和子さんがいっぱいいる。

和のために「そう、そう、そう」という文化もあれば、真理を探究するために「ノン、ノン、ノン」という文化もある。

Comment

フランス人とパリ人は違う
パリ人はNOという。フランス人(集合で言うところの補集合)は「なんで、そう思うか?」と尋ねてくる。
どうも、フランスという地理的な集合のなかで、パリ人は異質な成長を遂げているような気がしてならない。大阪や東京と地方が違う・・という感覚よりも、200倍ぐらい違うような気がする。
  • 2009/12/22 13:56
  • 不良中年
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