torne(トルネ)とハイパーメディアクリエイター
- Day:2010.01.16 11:28
- Cat:ゲーム
前回のエントリーが(つづく)で終わっているので続きを書きます。
「地上デジタルチューナーと視聴・録画アプリケーションをセットにしたプレイステーション3用地上デジタルレコーダーキット」としての『torne(トルネ)』は、わかりやすいですね。今、すでにあるもの……の改良品ですので、イメージがつきます。
「他のレコーダーより安くて、お得!」
「これでプレイステーション3を買う理由ができた」
といった肯定的な意見。
逆に
「BS・CSが録画できないのは魅力が半減!」
「かつてあった、PSXと似ていて失敗しそう」
といった否定的、懐疑的な意見もあります。
どちらにしても、繰り返しますが、すでにあるものとの比較で、購入するかどうかは、購入予定者の方の脳内の価格.comで比較検討してください。
私が『torne(トルネ)』に期待すること、こうなってくれたらいいなと思うのは、既知ではなく未知なんです。既知の地デジ対応レコーダーではなく、未知のコンピュータ・エンタテインメントを生む可能性があります。
放送。
通信。
ブルーレイディスク。
この3つの掛け算に期待します。
放送を見て録画するだけ。
インターネットにつなげてPCがわりになるだけ。
ゲームソフトを含む、ブルーレイディスクに格納されたコンテンツを再生するだけ。
これでは、3本の情報が流れる川です。
これらをうまく組み合わせれば、オンライン・ゲーム、デレビ視聴しながらチャット……のような既知のものだけではなく、無限の可能性があると思うのですね。
さらに、プレイステーション3にカメラをつけて、マイクもつけて……と考えていったら、脳内の価格.comで比較するモノとは別の発明品が登場するかもしれません。
最近のゲームづくりは、開発費がかかって困ると嘆きながら、ゲーム制作にたずさわってきた方。
新しいメディアの組み合わせを考えるチャンスではないでしょうか。
私はですね、『torne(トルネ)』の報にはじめて触れたとき、ああ、これは開発費なくて困っているゲームプランナーが、本来のアイデア勝負をするチャンスだと思いました。
そう、今、活躍してほしいのは、ゲームクリエイターではなく、ハイパーメディアクリエイターなんですw