Hisakazu Hirabayashi * Official Blog貴乃花光司・男・37歳

貴乃花光司・男・37歳

何が起きるのか?
何をすればよいのか?

「何」はわかりやすい。

西暦1603年にできた江戸幕府の政治・行政制度は、時代に合っていなくて、各地で一揆が起きるのは無理もなかった。こんな時、何をすればよいのか? 討幕運動をすればいいのだ。悪いものは悪い。悪ければ倒して、新体制をつくればいい。

1837年に、大坂で江戸幕府に対する反乱を起こしたのは、大塩平八郎だった。
幕府の旗本が出兵する戦いとしては、島原の乱(1636年)以来、200年ぶりのことだった。だが、乱は鎮圧され、大塩平八郎は処刑された。

ところが、同じ「何をする」であっても「いつ」「誰が」「どのように」の環境が整えば成功できる。江戸城は無血開城され、明治政府ができた。ヒーローが生まれて、今では毎週日曜日は『龍馬伝』だ。

かつて、こんなエントリーをしたことがある。

私は成せば成る、のように何をしたかを重んじ、時の運のように「いつ」行ったかは運任せ……という日本の一般的な風潮に異を唱えたい人だ。上記のリンク先。アメリカのコンピューター業界のコラムニスト、ロバート・X・クリンジリーは「サーフィンは、ハイテクビジネスの完璧なメタファーだ」と書いているが、この至言は他の事柄でも、大いに当てはまることだと思う。

今日、貴乃花親方が立候補した日本相撲協会の理事選挙が行われる。

貴乃花光司・男・37歳。
改革の意志に燃えるのは、わかる。
わかるが、そのまことに正論としか言いようない「何を」を、「いつ」は今日で、「誰が」は貴乃花親方で、「どのように」は理事就任という方法が良いのかは疑問だ。

私は日本相撲協会のことをよく知らないが、日本相撲協会のような組織ならば、たくさんの例を知っている。それら事例に当てはめてみると、たとえ当選しても、孤軍奮闘での改革は困難だろう。

私は貴乃花ファンではないが、改革者に肩入れする気質がある。
心情的には当選してほしい。
だが、冷静に分析すれば、待っているのは茨の道だ。


ゲーム機を使って、勉強もできればいいと考えた人たちは無数にいた。
ファミリーコンピュータを発売したときに、英語を学習しようと考えた人たちもいた。しかし、1983年の時点では、ヒットソフトになれなかった。その成功は2006年の『えいご漬け』の登場まで待たなくてはいけなかった。



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