Hisakazu Hirabayashi * Official Blog夢の続き

夢の続き

バンダイナムコ、社員1割削減へ ゲームソフト苦戦
バンダイナムコゲームス、希望退職200人募集

ゲーム業界の人と会うと、この話題が何度となく語られた昨日だった。
私にとって、ニュースという感じがしない。
顔が思い浮かんでしまうからだ。

この苦渋の決断をしなくてはいけなかった人の顔。希望退職200人募集に応じようかどうかを迷っている人の顔。最悪の場合、今回の発表のように雇用に手をつけなくていけないことを、じつは、昨夏あたりから予見していて、ひとり黙々と深夜まで働いていた人の顔。企業の業績に気を払う余裕もなく、ソフトウェア開発に没頭している人の顔。すでに、昨秋に退職した人の顔。今、迷う人の顔。この報が発表されても頑張ろうとしている人の顔。

バンダイナムコゲームス、特に旧ナムコの社員は、個人的に親交がある人が多い。
友人たちの不幸な話を聞かされているような気がした。またこんなことも思う。

企業のホームページの経営者の挨拶というのは、凡庸な文章が多いが、私は昔から胸を打たれる文章がある。

来し方を振り返るとき、私は自らが信じる一路を只、納得の行くよう一心に歩んで参りました。私は今、清々しい想いと期待を込めて後進たちにわが夢の続きの成就を託しました。


来し方という文語調で書きはじめ、ただを「只」と漢字で表記し、たたみ込むような迫力で「夢の続き」を語ったのは、株式会社ナムコの創業書で、現・名誉相談役の中村雅哉氏の文章だ。私はこのブログでは書けないし、書きたくもないある事柄により、氏を尊敬してやまないのだが「夢の続き」は、思うように続かなかったようなのだ。過酷な知らせだった。

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