新刊発売開始のお知らせ
- Day:2010.03.01 12:13
- Cat:著書・告知
![]() | ビジネス人生論 なぜ、泣ける男は成功できるのか? (2010/02/23) 平林久和 商品詳細を見る |
先週からの一連のエントリーで、間をはずした感がありますが、拙著新刊は、先行発売期間を終え、2月24日から全国書店にて一斉発売されております。先行発売の様子や、お書きいただいたレビュー(ベンさん、ありがとうございます!)などを紹介しておりましたが、肝心な発売告知をしておりませんでした。謹んでここにご案内させていただきます。
発売から、まだ1週間が過ぎていませんが、幸い、業種・業態を問わず企業の方から、複数の部数のご注文をいただいております。本書の内容、また本書の主たる読者層である30歳代から40歳代向けのセミナーもご要望がございましたら、同時に受けつけております。直販のご注文、企業内セミナー開催、取材等につきましては、ご依頼内容を明記のうえ、右カラムにございます受信箱ですと書かれたメールフォームよりお送りくださいますよう、よろしくお願いします。
■本書の内容
→読んで字のごとくです。職場で「オマエは何を考えているんだぁぁ!」と怒られている人が、これからは怒られないようにするために、必死に読むビジネス書がありますが、そういうタイプの本ではない、ということです。本書は「仕事がデキル」と評価されている人のための本です。
→2010年2月現在。「仕事」「働く」「生き方」をテーマにした場合、マスメディアは弱者についての問題を頻繁に取り上げています。テレビを観ても、弱者の悲惨さを取り上げたドキュメンタリー番組、多いですよね。私は、これらは大事な問題だとは思いますが、日本のマスメディア特有の横並び意識があるのではないか、と思っておりました。したがって……日本では雇用問題が深刻化しています。貧困問題も起きています。ゆえに社会的弱者に焦点を当てた書籍が続々と刊行されています。
→私がフォーカスしたのは、弱者とは呼ばれていない。けれども、幸福感を持てずに働く人たちです。まずは、そういう人たちが存在していることを世の中に訴えたいという思いがありました。ネットスラングでいうところのリア充。リア充だって悩みを抱えているのだと。現在、いわゆる有名企業で働いている。管理職になって部下もいる。にもかかわらず、持てる力をどう使ったらいいのか、迷っている。そもそも、何のために働いているのか迷っている。私はコンサルタントとして仕事をしていて、このような話を日々、聴いています。あるいは感じとっています。本来ならば「仕事がデキル」人なのに、そのパワーが発揮されていない。大げさかもしれませんが、私はこの状態を企業にとっても国家にとっても人的資産の損失である、と本書では述べました。ですが、私は別の社会現象に目を向けました。高学歴、知的生産階級、正社員……。世間からは「勝ち組」などと言われている人たちですが、それは一方的な決めつけで、彼らは不平や不満を持って働いています。ストレスをためて暮らしています。本来の実力を発揮できないでいます。これは、企業にとっても国家にとっても人的資産の損失である。そんな歪んだ社会にとって、必要な本とは何か考え、本書は執筆されました。
→ハイ。ここで重要なキーワードが出てきます。私は本書では「モヤモヤ感」という語を多用しています。上で述べた幸福感をさまたげるのは、将来への不安、現状の不満、自己の不安、他者への不満……などいろいろな「不」の種類があるのですが、それをひとくくりにして「モヤモヤ感」と呼ぶことにしました。本書は2部構成です。前半では読者の皆さんが心の中に抱く「モヤモヤ感」について、徹底分析します。後半では、息苦しい社会だけれども、自らが変化して問題を解決するための方法論が書かれています。
→いつまでもモヤモヤしていたらいいか? というとそんなことはありません。せっかく「仕事がデキル」人なのですから、他者に流されるのではなく、自ら問題に向かい合い、固まってしまった価値観を柔らかくしていただくことを本書は提案しています。その最たる例が「泣ける」です。当たり前ですが、本書は泣くためのマニュアル本ではありません(笑)。「泣け!」とも「泣かなくてはいけない」とも書いてありません。私は泣かないに越したことはないが、別に泣いてもいいではないか……という意味のことを書いています。「泣ける」はシンボルです。男は泣いてはいけない。あるいは、男はくよくよ悩んではいけない。「~してはいけない」という、子どものころから植えつけられた縛りから解放された時、仕事がデキル男たちの視界は開けることでしょう。
→私は一冊の本で他者を変えることなど、簡単にできるとは思っていません。ただし、本書では私のほか、先駆者たちのエピソード、偉人たちの名言や参照動画を散りばめて、読者の方の脳内で化学反応が起きるような仕掛けを、ほどこしたつもりでいます。本書は読書前と読書後では、読者が変化していることを目指しています。
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