Hisakazu Hirabayashi * Official Blog社会からの逆風ですか?

社会からの逆風ですか?

テレビのバラエティ番組で、よく「ガチンコ対決!」と言います。
「ガチンコファイトクラブ」という番組もありましたよね。
皆さん、ご存知のように「ガチンコ」は相撲界の隠語。真剣勝負の意味です。

「ガチンコ」という言葉がわざわざあるということは、「ガチンコ」ではない勝負もあるというわけで、私は相撲はもとから純然たるスポーツではない、という意識がありました。

なんたって、千秋楽に7勝7敗の力士が土俵にあがると、「いいか、久和、この力士が勝って勝ち越すぞ」と、小学生時代に父から世界特有の相撲の見方(?)を教わったという、原体験もあるくらいで。

八百長。
八百屋の長兵衛さんが語源です。
この長兵衛さんは、大相撲の年寄・伊勢ノ海五太夫の囲碁仲間。
長兵衛さんは囲碁が強かったが、商品を買ってもらう打算から、わざと負けて伊勢ノ海五太夫の機嫌をとっていたのが由来とされるのが八百長です。

だけど相撲は、神事でもあります、国技でもあります。
汚いこともあるけど、崇められています。
いかにも日本らしい、清濁併せ呑んだ世界なのでしょう。

そこに起きた野球賭博の大問題。
日本相撲協会はけちょんけちょんに言われているわけです。
そりゃ、悪いことをしました。
しかも、今回だけではなく、過去の暴行事件や大麻所持問題も含めればダメダメです。
血税が投じられている財団法人……確かにそうです。

でもですね、私は甘いのかもしれませんが、マス・メディアは寄ってたかって日本相撲協会をいじめているような気もするのですね。

それよりも……

自浄作用がないダメダメな日本相撲協会なんだけど、これを浄化するためにできた、特別調査委員会。ズラリと力士を並べて謝罪会見。

なぜかといえば「非常に逆風が強いという判断です。これは明らかにしないと名古屋場所を開催できないというのがわれわれの判断」。どこからの逆風か、との問いには「社会からの逆風です」。(特別調査委員の会見談話より)


って何?

法に基づいた判断する。処罰をしつつ、人権を守るはずの専門家集団の特別調査委員会が「社会からの逆風」という曖昧な基準で物事を決めていいの?

まずは名古屋場所開催がありきで、日本相撲協会と特別調査委員会は「ガチンコ対決!」をしていないように見えます。衆目の前で謝罪した84名の力士のうちには、金銭ではなく、ちゃんこ番を花札で賭けていたという力士もいたそうです。

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