Hisakazu Hirabayashi * Official Blog「政権」が政策になってしまった日本

「政権」が政策になってしまった日本



ヒラバヤシさん、昨日のエントリー、ありがとうございました。そこに書かれていることは、日本のまさに負の部分ですね。しかし、政治が機能しなくても、良い状態は国民が幸福な状態にある、という考え方もあるくらいですから、多くの批判は控えましょう。ところで単純な質問なのですが、右翼-左翼、まるでベルリンの壁崩壊前の冷戦構造の思想ですら、政治思想の理解不足では、さらに政治が複雑になった、現在、とてもではありませんが、今の有権者は、政党や政治家を判断することは困難なことですね。




はい。

これは有権者の知識・意識では、どうにもならない問題が横たわっていると私は思います。
政党に、政治思想がないのです。

これはジョークではありません。
本当にそうなんです(笑)。

自由民主党という党がありますが、極論を言えば、この政党は思想・政策・理念で結ばれた政党ではないのです。

「完全にゼロ」とは申しませんが、じつは思想的結びつきは希薄です。
では、何によってパーティ(党)をつくっているかというと、それは、「政権与党であること」。
それが、自由民主党の結束力の源であると考えられます。

これは日本政治の陰影(ネガ)たる部分ですね。

では、それに対抗する民主党はどうか?
これまた、思想・政策・理念で結ばれた政党ではないのです。

民主党の一番の政策はなんでしょう。
「政権交代」です。

民主党は理論家集団でありながら、この原理的な問題に無頓着だったのは、自民党と同じくいろいろな思想の持ち主がいて、アンタッチャブルだった。そこで、結束しやすい「アンチ自民党」をよりどころにして、いかにも野党らしくふるまってきたのです。

つまり――ああ、観念的でわかりにくい比喩で申し訳ありません。
自由民主党が「陰影」ならば、民主党は「陰影の陰影」を国民に見せているようなものなのです。

本来、政党は国民に陰影ではなく、光を見せなくてはいけない。
しかし、今の日本には政権をとりたがる政党あっても、光を見せる政党はありません。

ゆえに政治は政治ではなく、国会は立法府ではなく、喜劇のような悲劇のような、たまにおもしろいドラマが演じられる劇場と化しているのです。

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国会議事堂


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