Hisakazu Hirabayashi * Official Blog巨額予算を使った地デジにもっと「おもしろい」を!

巨額予算を使った地デジにもっと「おもしろい」を!

放って送るのです。
よく見ると「放送」というのは、ずいぶんと生意気な言葉です。
こんな生意気なことを、誰もがやっては世の中おかしくなるので、放送局を開局するには免許が必要です。

2011年。
7月24日に日本の放送はアナログ電波が停波され、完全に地デジに移行します。

テレビ番組と視聴者の関係は、「放って送る」の一方向の関係ではなくなります。
デジタル信号を送り返すこともできる、双方向の関係になります。

生意気だった放送君が、聞く耳を持つようになるわけです。

日本の地上デジタル放送は2003年12月からはじまっていて、珍しいものではありません。総務省は昨年の11月に「地上デジタル放送対応のテレビや受信機の世帯普及率が9月末の調査で90.3%。はじめて9割を超えた」と発表しました。

だからでしょう。
もう慣れっこ、気の早いIT業界やゲーム業界の人たちは、今年起きる重大トピックスとして、地デジ化を挙げる人が少ない。それよりも、Google TVや、Apple TV。パナソニックや東芝も出すという、インターネットテレビに関心が集まっています。

でも、その前に地上デジタル放送をマジメにおもしろくすることを忘れないでほしい。
地デジ化のために、どれだけ国は予算を使ってきたか。
平成22年度(総務省の概算要求)だけでも総額約900億円です。
平成21年は全省庁を合わせて約600億円が使われています。

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それなのに、dボタンと青・赤・緑・黄色のボタンがあるのに、天気予報ばかり見ているイメージがありませんか。ここはテレビ番組制作者と、ゲーム制作者が組んで「画面がきれいになった」だけではない、おもしろい双方向テレビ番組をつくってもらいたい。

平成21年度。総務省は町内会・自治会を通じたきめ細やかな説明会(15万回)、福祉施設等への訪問説明(8.5万施設)、独居高齢者宅等への戸別訪問(250万世帯)を行って約80億円が費消されています。

でも、おもしろい双方向の放送を考えることには、私が調べた限りでは1円も使われていません。本当はゲーム業界に補助金・助成金を! と言いたいところですが、今となっては後の祭り。

過去を嘆いても仕方ないので、おもしろい地デジ版・インタラクティブTVをつくってほしい。これはゲーム業界人としての願望でもあり、日本国の納税者としての願望でもあります。

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