Hisakazu Hirabayashi * Official Blog愛国心について

愛国心について

  • Day:2011.03.23 16:15
  • Cat:言葉
マグニチュード9.0の後、ゲームが社会にできること・平林久和「ゲームの未来を語る」第14回
「日本ゲーム産業、万歳!」・平林久和「ゲームの未来を語る」第13回


たまたま書いた原稿が、つづけて「愛国心」にまつわるものになりました。
固い話にしたくないので、あえて、だらだらと書いていきますが、どうして「愛国心」は、ものすごく色のついた言葉になってしまったのでしょうね。

ひらいて、ひらがなで書くと「くにを あいする こころ」です。
まろやかな感じがします。「愛」と「国」と「心」を少し離して書けば、ひとつひとつはきれいな文字ですよね。

ところが、3文字が合体して「愛国心」と並ぶと、とげとげしい感じを与えてしまいます。

私が会話しているときに、何気なく「愛国心」と言うと、「平林さんって右翼ですか?」という質問を……そうですね……今までの人生で20回くらい質問されたかと思います。

私にとって愛国心とは、日本の主食のお米はおいしいな、とか。
桜が美しいな、とか。
畳の匂いっていいな、とか。
温泉に入ると気持ちいいな、とか。
着物を着た女性がきれいだな、とか。
文章を書くたびに思うのですが、ひらがな・漢字・カタカナが混ぜて書けるのって便利だな、とか。

急に話は細かくなりますが、大根おろしを見るたびに、日本に生まれてよかったな、と思います。私は、大根おろしが大好きです。食べておいしいのはもちろんですが、焼き魚のそばに、湯豆腐のそばに、しらす干しのそばに、添えられた大根おろしに食の美学を感じます。

ここに並べたことの、そういうことのひとつひとつが私の愛国心につながっていきます。ですから、日教組粉砕! 北方領土返還! と街宣車に乗って叫ぶことと「愛国心」は一緒にするのが、おかしく思えてしまうくらいに別なものと私はとらえています。

私はFacebookの「人生観・哲学」欄には、
I am not a nationalist. I am a patriot.
……と書いてあります。

「愛国心」は英語でいうと、Patriotismです。
それが、「国家主義」「国粋主義」を示すNationalismと混同されることが、まま起きるのが今の日本ではないでしょうか。

私の経験上、「愛国心」があることによって、かえって他国のことを尊重できる気持ちはふくらみます。このたびの大震災によって、ゲームが社会に役に立ってほしいと思います。と、同時に「愛国心」について親が子どもに伝えたり、教師が生徒に伝えたり。自分自身でよく考えたりする、良い機会だと思うのですね。

おととい、ご本人にツイートし拙稿でも引用させていただきましたが、20歳、慶應大学在学中の鶴田浩之(@mocchicc)さんが制作したhttp://prayforjapan.jp/、ならびにhttp://prayforjapan.jp/message/は、Webデザインのテクニックのみではなく、「愛国心」があったからできたサイトだと拝察しております。

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  • 2011/03/25 07:51
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