Hisakazu Hirabayashi * Official Blogテンプレート時代の入社式

テンプレート時代の入社式

  • Day:2011.04.01 00:00
  • Cat:働く
【今日のWikipedia】……「入社式」

自分で考え、自分の原理原則を持って生きるのが「バイブルな生き方」。
どうすればいいのか、人に教わりながら生きていくのが「マニュアルな生き方」。
前例や周りのやっていることを真似しながら生きていくのが「テンプレートな生き方」。

私はですね。
「現代はマニュアル社会」なんてずいぶんと昔から言われてきましたけれど、もっと細分化された「テンプレート社会」が訪れているのではないかと思うんです。

4月1日。
自粛ムードの中、大規模の会場、派手な演出で行わなくても、入社式が各社で行われるでしょう。エントリーシートの書き方も、面接の対応もマニュアルを頼りにしてきたから、入社式をまえに、新入社員はこんなマニュアルを読んでいます。

fresher.jpg

上の写真、マイコミフレッシャーズの「freshers」の電子版を、苦笑しながら思わず熟読してしまいました。

新入社員がマニュアルを読むのは、よし、としましょう。
でも、その新入社員に挨拶をする経営者がテンプレートを参考にしているのはいかがなものか。
これは苦笑ではすみません。

入社式挨拶例文【社長挨拶】

新入社員のみなさん、入社おめでとう。

みなさんのような将来有望な社員を迎えられたことは、わが社にとって大変ありがたいことで、社員一同心より歓迎いたします。

さて、ご存知の通り、日本経済事情はかんばしくありませんが、幸いなことに、わが社はヒット商品に恵まれ、順調に業績を伸ばしております。とはいえ、これまでの実績に甘んじ、現状維持にあぐらをかいていたのでは、いつライバル会社に追い越されるかしれません。そこで、みなさんにも大いにがんばっていただきたいと思います。
みなさんは今日からわが社の戦力です。豊富な知識と決断力、実行力、そして先見の明を必要とされる過酷な世界に足を踏み入れたのです。厳しいからと臆することはありません。みなさんの身近には幾多の困難をもろともせず、ライバル会社と競り合い、見事チャンスをつかんできた先輩方が大勢います。彼らを手本に、大きく成長してください。かくいう私も、40年前にみなさんと同じように不安と希望を胸に抱いて入社式にのぞみましたが、そんな若い日から今日まで変わらぬ情熱をもち続けてきました。わが社のノウハウは他社にはないものだと自負していますし、みなさん自身の人生にも大きな益をもたらすことを確信しています。

みなさんの若い感性や行動力で、大いに我々先輩を刺激してください。そして、ともに会社を盛りたてていきましょう。現状に甘んじることなく、常に突き進む人を応援します。いつまでも、向上心をもち続けてください。それが私からのメッセージであり、アドバイスです。



入社式挨拶例文 【管理職のあいさつ】

新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。

見るからに優秀な新入社員を迎えることができ、たいへんうれしく思います。

会社の方針や経営理念については、社長が話しましたので、私からは仕事に携わるうえでの心がまえについてお話させていただきます。必要な時には自分の力を最大限に発揮し、仕事をしているときは、誠心誠意打ち込み、遊ぶときも思いっきり遊ぶ。そんなメリハリのある生活を送ってください。
こう見えても私も若い時分は、週末はデートと決めていた頃がありました。当時は、それこそ月曜から金曜まで夜遅くまで働き、週末の時間を確保すべく努力しておりました。夜遅くなり、先輩たちが先に帰ってしまう時などに分からないことがあったりもしましたが、それでも、逆に自分の頭で考えて、手探りでこなすことが、自分の力になったものでした。動機は不純だったかもしれませんが、あの頃に積み重ねた努力が今につながっていると思います。若い頃は体力はあり余っていますから、多少の無理やふんばりもききます。

慣れるまでは、早起きや満員電車なども、つらいと思いますが、若さというエネルギーは君たちの最大の武器です。どうかがんばってください。また、仕事だけでなく、プライベートの予定も充実させて豊かな人間になってくれることを望みます。

http://www.caaac.net/buss003.html
より。

入社式 挨拶例

入社式挨拶文例(社長より)「株式会社ネットオーップン社へようこそおいで頂きました、社長の高橋です。今日入社式を迎えた十人の新入社員の方々にまずは御礼を申しあげる次第です、すでにご存じのように当社はまだまだ創立してから六年というように、世間様からは未熟とも思える実績でかもしれませんが、このような若い企業に入社いただいたことは社員一同感謝にたえません。しかし若いということはまだまだ風通しもいいということがあります、そしてそれは取りもなおさず、新入社員の皆様の意見も通りやすいということに尽きます、そして自分で考え、自分で行動するをモットーにしておりますから、年齢やキャリアに関係なくいくらでもチャンスをつかめる環境ができつつあります、いつでも相談があれば、気兼ねなく私に相談ください、どんな問題でも恥ずかしがらずお聞きください、この社風を活かすも殺すもあなた達次第です、最初は解らないのが当然ですし、戸惑うことも多いでしょう、一杯悩んでください、そしてその悩みから新しい自分を見つけてください、必ずや自分が信じる道が切り開けることと思います」

http://nyuusya02.ninpou.jp/
より。

経営者が管理職がこんなテンプレートを参考にしていたら、恐い。
私だったら、何と言うかな? 考えました。

「……(15秒間沈黙して)……今、働けることを喜んでください、以上です」。
とだけ言って壇上から降りるのかな、と考えてみたり。

4月1日ですね。

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