Hisakazu Hirabayashi * Official Blogデジタル

電子書籍を電書と呼ぶ深いわけ

電書ってなんだ? 米光一成氏の新しいチャレンジ・平林久和「ゲームの未来を語る」第7回
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2637

公開されました。
今年を漢字一文字で表すと「暑」です。
では、二文字で表すと「黒船」ではないでしょうか?

大河ドラマ『龍馬伝』で何度となく登場したセリフ。
電子書籍をビジネスチャンスと思った人たち。
電子書籍の登場によって、既得権が奪われるのではないか? と思った人たちはアマゾンのキンドル、アップルのiPad、Googleブックスの登場を、年頭から「黒船」と比喩をしたものです。

各業種が入り乱れた電子書籍戦線。
大企業が慌てふためき、合従連衡が組まれるなかで、飄々と「楽しいからやった」と言いのけるのが、米光一成氏が発足させた電書部です。

ところで電子書籍って何?
なぜ、電書と呼ぶの?

そこには「黒船」論とは、まったく異なるゲーム感覚があったのです。
お読みください。

アンドロイド携帯のゲームのことと、まったく関係ない私のこと



前回まで、アンドロイド携帯、GALAXY Sのことを書いてきましたが、それに関係する話をします。
現在、アンドロイド・マーケットのゲームカテゴリーはどうなっているか?
ゲーム→すべてのゲーム→無料の第1位は『Angry Birds』です。
第2位は景色が冬模様になった『Angry Birds Seasons』です。

同ゲームはフィンランドのRovio社が開発しました。

動画を見るとおかわりになるように、物理シミュレーションを使ってターゲットとなる建物を崩しています。
技術的にすぐれていると同時に、私たちが子どもの頃にはパチンコと呼んだ投石機。

投石機を操作するというのが名案で、つい遊びたくなるゲームデザインになっています。
オモチャのことを、今は漢字で「玩具」と書きますが、明治の頃は「手遊」と書いたそうです。
ゲームの原点は「手遊」。
その手遊びの感覚が、気持よく表現されています。
ゲームをやめる。手放すと、また手にしたい感覚が手に残るのです。

iPhone、iPad用は有料でしたが、アンドロイド版はなぜか無料。
人気になるのも当然といえるでしょう。

アンドロイド携帯の普及は、ゲーム業界にどのような影響をもたらすのか?
これを書きだすと長文になりそうなので手短に。

ゲームVSゲーム。
対立の構図にしてしまっては、ゲーム専用端末、パッケージ・ゲームソフトは不利になります。
無料で『Angry Birds』が遊べてしまうのですから。

これから、まずます普及することが予測されるアンドロイド携帯(=スマートフォン)は敵ではない。
パッケージ・ゲームソフトの価値をより高め、長期間売れるためのツールとしてとらえれば……。
アンドロイド携帯とパッケージ・ゲームソフトは、遊びの合わせ技として使うと、おもしろい用途がたくさんあります。対立ではなく併用に多大な期待をかけています。

ところで。
私事のご報告です。

昨日のことでした。
朝、起きたら目にかすみがかかったようでした。
今までに経験したことのない感覚でした。
眼科に行ったら初期の白内障と診断されました。

会議や講演・講義、つまり喉の使い過ぎが原因で、慢性咽頭炎と診断されたのが2000年のことでした。
そして昨日、発覚したのは目の病。

25年間、コンピュータゲームをやり、パソコンに向かって原稿を書いてきました。
そして、考えたことを人前で話す。典型的な職業病のようなものです。

診察室ではショックでしたが、すぐに立ち直りました。
ともに、命にかかわることではないから、名誉の負傷と考えることにしました。

どんな分野でも、プロフェッショナルは、病と戦っています。
仕事もままならないような病で苦しんでいる人に比べたら、慢性咽頭炎と白内障で落ち込むようなことではない。

ただし、カラダを痛めつけてはいけないので、生活と仕事のスタイルを変えることにしました。
PCの前の作業を減らす。執筆することを決めて、集中して一気に書く。
ただ、漠然とPCに向かって、言葉探しをする時間を減らす。
調べものと称して、ネットサーフィン(←って死語?)をするのもやめたい。

そういう物書きを目指します。

喉の病は、余計なことを話すな。
目の病は、余計なものを見るな。
私を守ってくれている誰かが、教えてくれたのだと思うことにしました。

このことを昨日、Twitterでお知らせしたら御見舞いメッセージを頂戴してしまいました。
ですが、心配はご無用です。
処方された2種類の目薬を使ったら、目のかすみはなくなくなって今朝を迎えました。

今回の出来事を好機にします。
自分が考えることの変化、書くことの変化を楽しむことにします。

思わず、病のことを書いてしまいましたが、私とお仕事をしてくださっている方々、どうかご遠慮をなさらないで、今まで同様にこき使ってやってください。

慢性咽頭炎と宣告されてからも、毎週月曜日は6時間連続で講義する生活を10年間続けています。
きちんと治療や養生もしながら、これからも粛々と仕事をしてまいります。

ただし、プチリニューアルも行い更新頻度も上がったブログですが、これからはエントリーを短くしようと考えています。当面は長文エントリーを少なくし、短い言葉で発信を続けていく予定です。

では、皆さま、良い週末をお過ごしください。

GALAXY Sの感想(4)

前回までは、消費電力の話やSPモードのこと。
GALAXY Sの小ワザのようなことを書いてきた。

今回は大振りをする。
世界の変化についてだ。
人類は歴史的な変化に直面しているのかもしれない。

アンドロイド携帯を使うということは、Gmailのアカウントを持つことが、ほぼ必須条件となる、という意味のことを昨日書いた。

メールばかりではなく、YouTube、Googleカレンダー、Picasa 、ブラウザのクロームのお気に入り、Google Docsが、手元の携帯端末と自宅やオフィスのPCで入力した情報を同期させることができる。何かを調べようと思ってGoogleの検索窓をタップすれば、履歴がすっと表示される。これらは、Googleのサーバーに、情報が一元管理されているからできることだ。

便利だ。
便利すぎるくらいに便利だが、ふと、思うがある。

「私」にかかわる情報は、Googleのサーバーにすべて残されている。
「私」はGoogleのサーバーと見えない紐でつながっている。
「私」のことをGoogleはよく知っている。
「私」の本籍地であり、住所でもあり、会社の所在地でもある、東京都・渋谷区よりも、Googleのサーバーは「私」のことを、よく知っている。すべてお見通し‥‥の恐怖感もときおり感じてしまうのだ。

iPhone、iPad、iTunesも「私」のことを、かなり知っている。
Amazonも、「私」のことを、かなり知っている。

だが、本当に表現が抽象的になってしまうのだけれど、アップル社やAmazonがやっていることは、カワイイものだ。「私」の好みを知って、儲けたいんだろうな……ですますことができる。

前述した、Googleの各サービスと同期する機能を持ったアプリケーションはiPhone用にも開発されているが、それらを使っている際には、あまり意識しなかった。

いや、GoogleさんとはPCを通じて、かれこれ10年間のつきあいになるけれども、「私」のことを知り尽くされている、と格別な感情を抱いたことはない。

けれど、アンドロイド携帯を使っていると、Googleのアカウントを持っていることが、いかに大切かが、身につまされる。

Googleは企業の範疇を超えた、国境も越えた、情報の総元締めになっていく。
GoogleにID=アイデンティティを帰属させておかないと、生きていかれないような錯覚におちいることもある。

極端な話、そのうち、住民票とGoogleアカウント、どっちか選べと言われたら、とGoogleアカウントと答える人が出てきそうな感じさえする。

20世紀まで。
人は肉体がどこにあるかによって、帰属する集団は定められた。例:渋谷区。
21世紀から。
人は情報を誰と結びつけるかによって、帰属する集団は定められていくのか。例:Google。

そんな愚にもつかない雑感を述べているうちに、Googleエディションズのサービスがまもなくはじまる、というニュースも流れてきた。

GALAXY Sの感想(3)

spmode.jpg

NTTドコモは、@docomo.ne.jpのメールアドレスをスマートフォンになっても使えるように、SPモードというサービスを今年の9月からはじめた。

GALAXY Sにもこの機能をつけることができる。
私も申し込こんだ。@docomo.ne.jpを使って、メールをやりとりしている知人たちの連絡網もあるからだ。

しかし、このSPモード。
使いにくい。

まず、レスポンスが遅い。
他のアプリケーションがサクサク動くので、通常モードからSPモードに移行する際の画面切り替え時に生じる、一瞬の間が気になる。

いや、仮に瞬時に画面が切り替わったとしても、アンドロイド携帯のメールの基準はGmail。別画面に移って表示するのがiモードのメールだ。補助的。さらに語調を強めていえば、脇に追いやられている感じ。Gmailが主でiモードのメールは従の関係にある。

画面の切り替えだけが問題ではない。
iモードのメールはWi-Fi接続時には使えない。
たとえば家庭内でWi-Fi接続していると、iモードのメールは受信できない。

ただし、iモードのメールが未受信であることはわかる。
そこで私は、購入当初、家から外に出てWi-Fiの圏外となるエレベーターホールまで歩いてメールを受信していた。
なーんか、異様な行動をしているな、と苦笑しながら……。

ところが、前回のエントリーでも紹介した、WiFi OnOffのヴィジットをインストールすれば、ボタンを押すだけで接続を切り、iモードのメールを受信できる。もう、ドアを開けて歩きながら受信する必要はない。

これでスッキリ!
と、言いたいところだが、毎月315円払ってまでSPモードは必要なのか?

私の気持ちはかなり解約の方向に傾いている。
メールアドレスを2つにして、画面も切り替える。そのようなことをするよりも、Gmail一本にまとめてしまうのが、アンドロイド携帯の基本設計となっているからだ。

今すでに。
あるいは、将来、試しにSPモードを使ってみたけれど解約する人は、こんなメールを送ることになるのではなかろうか。

メールアドレス変更のお知らせ

このたび、私の携帯電話のメールアドレスが変更いたしましたのでお知らせいたします。
従来の××××××@docomo.ne.jpから、××××××@gmai.comに変更いたしました。
お手数をおかけしたしますが、アドレス帳の登録をご変更いただき、以後のメールは新メールアドレスにお送りくださいますようお願い申し上げます。



アンドロイド携帯が普及すればするほど、Gmailのユーザーも増える。
どうやら、そういう仕掛けになっているようだ。
株主優待
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